空洞

Hearthstone(ハースストーン)の話など。雑記もあります。

今という概念の拡張に「窓」と名付ける その①

「今」という概念をより拡張することで、幸せを広く享受することができる。

 

今を楽しむ、の「今」とはなんなのか。時間tは不可逆かつ一定の速度をもつ。よって、tは常に移動しており、今を切り取った瞬間に過去になっていく。実は私たちが解釈している今、というのは、幅を持った「窓」であると考える。これからは任意に取り決められる特定の時間の幅のことを「窓」と呼ぶこととする。

この窓の大きさが今回の問題である。今が辛い、今が楽しい、といったときに、何からその感覚を得ているかによってその幅と位置が変動する。

例えば失恋による痛みの持続は人によって異なる。恋は破れたという事象が1回だとしても、今も失恋「している」という状態が持続する、その窓の大きさが問題なのである。そのとき(過去)から今(現在)までの窓が大きいと痛みは持続する。

逆に成就した恋愛、もしくは恋愛中は、幸せを感じる時間は少し過去から今を超えて未来まで続いている。私たちは未来をイメージし、まだ起きていない事象から幸せを得ているということだ。

このパターンを挙げるならば、例えば旅行の計画である。計画段階が一番楽しいという人間すらいるくらいだ。

そこから派生すると、漠然とした不安感などは未来に対して窓をフォーカスした形である。今後起きる可能性のある不幸な出来事に対して、私たちはすでに恐怖を感じている。

この窓の幅を正確に認識する方法はなんだろうか。そしてコントロールする方法はなんだろうか。

~続く~