自分の自我に気づいたのはいつだろうか。
物心がつくという意味ではない。「自分と他者との関係がわかること」のではなく、「自分と他者との関係性を見ている自分に気づくこと」に近い意味でだ。
自分自身が他者とどのように関わっているか、メタ的な自分から見た世界は、はるかに混沌としているように感じられる。
書籍などだったら、そもそも自我というのは……のように続くのだろうが、ここは誰も読む世界ではないのでそんな前置きは必要ない。「わたし」と「それ以外」の関係について記述したほうが、私自身の自我に触れることができるだろう。