空洞

Hearthstone(ハースストーン)の話など。雑記もあります。

近況=宇宙論と私

しばらく記事を書いていなかった。仕事が忙しくなってきたというのもあるが、どうにも考えることが多く書くことが億劫に感じられてすまない。自分の中では書くという行為は独立している。他の何かが頭をもたげていると、どうにも書き続けてまとめることが一向にできない。仕事の新規事業をどうするかでいっぱいの頭では、それが頭の中を渦巻いて書きたいことを邪魔してくるのだ。

 

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最近のハマりはもっぱら宇宙論・宇宙物理学だ。といってももう数式に対する感覚は無に等しく、抽象的な議論に身をはせている、漂うクラゲのような触れ方だ。数年前に書いてあった自分のビッグバンとブラックホール、事象の地平に関する仮説は今ではなんとか理解できるレベルまで自分の脳が劣化している。脳というのは実に厄介で、強化し続けなければすぐに劣化してしまうものだ。またトレーニングを再開すれば復活するのだろうが、筋力トレーニング同様なかなかにしんどい作業なのである。
ブレーンワールドに関しては超ひも理論に触れなければ抽象的理解にすらたどり着けないし、「人間原理」「宇宙検閲官仮説」などのもっと抽象的な問題は、実は具体の理解が必要なのではないかと感じている。その点ダークエネルギーブラックホールあたりは具体的に理解しやすくてとっつきやすいのでお勧めする。実際のところ、Newtonや日経サイエンスが分かりやすくていいのだが、日常的に目に出来ない環境はつらい。東大の図書館で働いていたころは大抵の本が手に入り目につき興味が注がれて仕方なかった。目もくらむような情報の渦がそこにあり、そして一つ一つが濃厚だった。1つの出版社の新書の整理でさえ2000冊のタイトルと触れ合え、興味があれば手に取り借りる。そこにいなければ一生出会う事のないような書籍との出会いもあった。そういった一見無駄ともいえる知識の集合体が、自分の思考を成していると考えると興味深い。結局のところ人間の考えることは面白いのだ。最近は心理学者でありながらノーベル経済学賞をとったファスト&スローを読み始めている。

 

ゲームは惰性的に続けてはいるが、面白味が感じられないならばすぐにやめたほうが良いだろうとは思っている。しかしながら、惰性的に楽しめるという事はまだまだ楽しめるのではないだろうか。消費ではなく浪費の段階まで。シャドウバースはグラマスにあっという間になってしまい、やることが大会程度になってしまったが、時差の関係で出にくい。チームでも作って退屈つぶしでもしようかと思ったがマメでないのでそういうのは向いていないのであろう。ハースストーンは適当に好きなデッキ切って貼って作って壊してを繰り返して楽しんでいる。次の拡張が出たら一番広がっている状態なので色んなデッキが作れるから楽しみにしているよ。

 

PC用コントローラもこちらで買えたので、Undertaleも再開したい。今は米津玄師の曲を聴きながら、のんびり文章を書く生活を再開したい。こういった固い形式で書くこともあれば、話し言葉で書くような自由さ、それが趣味のブロガーの醍醐味といったものだ。よっぴーの記事で違和感が解消されたので紹介したい。

「サラリーマンブロガー」こそ攻守最強 (ヨッピーの本が出ました) - ヨッピーのブログ

ライターのヨッピーさんに「会社員やりながら“生産する趣味”を持つのが最強」という話を聞いてきた

 

一円にもならないことばかりやって生きているけれど。

資本主義の世の中で、金にならないことをやるのが一番面白いんだよなあ。