【やり方に関して】
私は研究的な思考方法で何かをやることが多いです。
目的
目標
小目標1、小目標2、…
手段
(タスク)
といった形で細分化して計画を立てます。
研究への取り組み方とほぼ同一です。
これらの言葉の定義(目的、目標など)は全て決めています。
目的… その行為の理由や、ゴールや目標が目指している方向にあるもの。何のためにやるのか。
目標… 目的に向かっている指標。
計画… 「何を」「誰が」「いつまでに」(どうやって)実行するのかを決定するプロセス。 知識を成果に変えるための道筋。
手段… 目標を達成するための具体的な方法。
論理に基づいて方法を決めるというプロセスについて説明しました。とりあえず取り組んでみる、というやり方ではない場合はこれに準じていくのが目標達成への近道でしょう。
ここからは少し論理に関しての思索です。
論理とは何か、ということです。論理の定義は何でしょうか。
「順序だっている」という意味にとらえているのでしょうか。
そして、なぜ論理的に考える必要があるのでしょうか?
とりあえずやってみる、というのは素晴らしい方法です。
試行錯誤は成功を生みます。
特に短期的な目標に対しては、
成功したり失敗したりを数多く繰り返すことで、
最終的な成功確率は高いでしょう。
ただし、数年かけて行うようなことに対して、ノープランで行うのは危険を伴います。
多くの人間を巻き込む大規模な「やりたいこと」に対しては、
成功する可能性をできる限り上げなければなりません。
失敗した際に人が死ぬような、事業がつぶれてしまうようなリスクを避けなければなりません。
そのために論理的に考える必要があります。
失敗するときも、大きく失敗する前に気付かなければなりません。
どこの部分が計画と違ったのかが明確でなければ、うまくいったとしても失敗したとしても、説明することができません。
その説明責任のことを「accountability」と呼びます。
accountabilityが果たせない責任者は、プロジェクトの代表及びCEOやManagerとしては不適でしょう。
つまり、論理的に考えを進めることによって、失敗と原因の論理性を担保できるということです。このやり方はある場合で非常に有効です。すべての場合に有効であるというわけでありません。
しかしながら個人的に、ロジカルシンキングを突き詰めるよりかは、
アジャイル、リーンといった手法(考え方)の方が最近では主流となっています。
アジャイル開発とは、目的は大きく持った状態で、細かく見直しながら開発を進めていく開発手法です。より素早い開発が可能となります。
リーン開発とは、構築・計画・学習を繰り返し、スクラップ&ビルドを繰り返して事業を発展させていく方法です。仮説検証型でもあります。
これらはGoogleなりで検索していただければ、良い説明が見つかるでしょう。
次回はOKRという目標設定手法について例を挙げて話そうと思います。